新築工事の流れ

こんにちは🤗 代表の舘田です。
ここ数日気温が上がりすっかり春ですね☺️
桜も咲きはじめ、お花見シーズンですね!
近所の公園では春まつりが始まり、屋台も出ていてお花見したくなります🌸

さて、今回は先月携わった新築外壁工事の紹介をしますね!
以前は大まかな工程を紹介しましたが、分かりやすいように実際の写真も入れて
家が完成するまでの様子をご覧ください。
流れとしましては・・・
養生作業→土台の組み立て→外壁材の取り付け→仕上げ
となっています。

【養生作業】
建物の保護のために、家屋をメッシュのシートで覆います。
また、窓の汚れを防止するためにテープとビニールシートが一緒になったもので保護します。

その後、土台の組み立てに入ります。

【防水シートの施工】
建物を雨漏りや結露から守ってくれる物で、建物の耐久性を高めるために非常に大切な役割をします。
外壁に防水シートが必要な理由はご存じですか?
そもそも外壁は厚みもあり、防水性が高いと思われがちですが、最近の高気密高断熱住宅では外壁を通して家が呼吸しにくい状態になっています。
そのため、通気性が低下し外壁の中で結露が発生します。
結露は水分ですので、いずれカビが発生し外壁材へと広がり住宅建材の腐食へとつながります。
そのため、湿気を外に逃す事ができる対策をしなくてはなりません。
また、外壁は雨の際に雨水を室内に取り込まないよう防水性も重要です。
防水性を持ったうえで、湿気を逃す事ができるのは防水シートだけになりますので外壁には必要なのです。
こちらが実際に使用している防水シートになります。

透湿防水シートといい、1990年頃から普及し始めた物になります。
原材料はポリエチレン不織布です。
雨水の侵入を防ぐ「防水性」と、結露などの湿気を排出する「透湿性」を持っているため、高気密高断熱住宅に最適な防水シートです。
現代の住宅に多いサイディング外壁との相性がよく、サイディング外壁を張る際に内側に透湿防水シートを貼って仕上げられています。

透湿防水シートの施工方法としましては、雨漏りを防ぐためにピンと貼るように施工していくことが重要です。
また、1枚で外壁すべてを覆うことはできませんので、複数枚を重ねていきます。
●下のシートに上のシートが重なるように施工


 

重ねる時は、下から上へ透湿防水シートを重ねていきます。常に下のシートの上に上の
 シートが重なるように施工していきます。
 上から垂れてくる水滴が中に入り込まないようにするためです。

●しわを伸ばしながら施工
 透湿防水シートにしわがあると、しわ部分から雨水が入り込む可能性があります。
 
●タッカー留めは最小限にする


 

 透湿防水シートはタッカーという大きなホッチキスのような工具で外壁に留めて
 いきますが、このタッカーを留める箇所が多いと小さい穴もそれだけ開くことに
 なり、防水性が落ちます。
 万が一穴が開いてしまった場合には「防水シート」で補強します。

【胴縁張り】
サイディングの裏に敷く下地材です。

外壁を横張りにする時は縦に、縦張りにする時は横に胴縁を張っていきます。
この時にポイントなのが通気です。
胴縁が縦になっていれば、通気がしやすくなります。
では、胴縁が横の場合は大丈夫なの?疑問ですよね、
このような場合は、どのようにするかというと、所どころに隙間を開けます。

【水切りの設置】
基礎の上や、窓下に設置されている主に金属で作る仕切り板のことです。

水切りの役割はご存じですか?
役割としては、外壁や基礎に雨が当たるのを防ぐための物です。
水切りがないと、住宅の基礎部分に雨が入り込みやすくなって劣化や雨漏りが起こります。
また、雨漏りを防ぐ役割もあります。
外壁と基礎の間には隙間があり、水切りによって雨が基礎の内部に入り込むのを防いでいます。
そのため、水切りを設置しないと内部が浸水して湿度が上がり、シロアリの発生にもつながります。

【外壁材の取り付け】


今回の新築工事で使用した外壁材は「トリル フレスコMG」のカラーはネイビーです。

「トリル フレスコMG」について紹介しますね。
窯業系サイディングで、カラーバリエーションが豊富です。直線と曲線を融合した遊び心のあるデザインを表現しています。個性的で洗練された外観を演出します。
窯業系サイディングとは?疑問に思った方もいらっしゃると思います。
窯業系サイディングとは、セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材です。
機能性やデザイン性に優れており、日本で使われるサイディングボードのほとんどが窯業系サイディングとなっています。
また、色やデザインのバリエーションが豊富なため、タイル調やレンガ調など様々なデザインに対応が可能です。
しかし、劣化しやすい素材のため、こまめなメンテナンスや塗装が必要です。

【仕上げ】
外壁ボードのつなぎ目や、外壁とサッシの隙間を埋めるためにシーリング材を使用します。
外壁目地にシーリング材を使用する事で、外壁材の内側に雨水が入りにくくなり、外壁の劣化を防ぎます。

以上の工程で完成です。

こちらの工事は4日で終了しました。


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